

アニメ『メダリスト』第2期のオープニング主題歌「Cold Night」を歌われているHANAの皆さんですが、作品についてはどんな印象をお持ちでしたか?
元気な女の子の成長のストーリーだなと思っていました。先にSNSとかでPVを拝見していて、韓国でもアクションがすごいフィギュアのアニメがあるってバズっていたし、私はアクションが派手な作品が結構好きなので、そういう作品に関われてすごく嬉しいです。
フィギュアにかける青春とか成長の物語を描いている作品で、しかも自分たちにも共感できるような感情がたくさん描かれているので、そこがすごく素敵だなって思いました。
自分はこの作品を、本当に主観的に観ちゃいました。舞台に立ってパフォーマンスする人間としてもそうだし、昔の自分とかバックボーンとも重なるところが結構あって、終始号泣してモチベーションがすごく上がりました。
いのりちゃんの、めっちゃ頑張れる性格だけど不器用なところに共感します。私も結構、自分の悲しい気持ちを言葉にするのが難しかったり、うまく伝えられなくて泣いたりしたことがあるので、いのりちゃんが最初の頃、決めつけでいろいろ言われたりしているのを観て頑張ってほしいなって、すごく応援したくなりました。そうやって自分と重ねながら主観的に観られたし、心に響きました。
私は普段スポーツ系のアニメをよく観るんですけど、『メダリスト』は年齢設定がすごく若いですよね。中学生とか高校生がメインの作品が多い中で、もっと幼い頃から頑張っている姿が描かれている。私たちの世界でも歌とかダンスとか本当に早い時期からやっている子が多くて、逆に始めるのが遅くて悩んじゃう子っているんです。自分がまさにそういう感じでダンスも高校生から始めたので、そこがとても重なって、もう本当に感動しました。
私はチアダンスをやっていたんですけど、それと似た描写が結構あるなと思いました。チアダンスもステージで披露して、それを見る審査員がいるという感じなので。回ったりジャンプしたりと、大きな技に挑むところとか自分にも共感できる部分がたくさんあって、そういうところに感動しました。
私は登場人物それぞれの性格の違いが、とても面白いなっていう風に感じました。みんなの人間らしさが、すごくわかりやすく描かれていたところがリアルで、とっても胸に刺さりました。
皆さん、ありがとうございます! 自分としても普段からすごく頑張って描いているところに感想をいただけて、とても嬉しいです。
つるま先生はHANAの皆さんについて、どのようなイメージをお持ちでしたか?
抽象的な言い方になりますけど、私たちの日常に大きく横たわっている「絶望」というものを捉え続けているアーティストさんだなと感じています。オーディション番組の『No No Girls』も拝見させていただきましたが、あの過程を踏んできた皆さんだからこそ、発しているエールの言葉に、私たちが受け取ってもいい言葉だと説得感が感じられる。そういう特別な存在感がある新しいアーティストさんだと思います。
ありがとうございます!
では「Cold Night」をお聴きになったご感想もお聞かせください。
背中を押してくれるような“光”の言葉があって、すごく慎重で確かなものを選んでいるなと思いました。でも半分以上はポジティブじゃない、むしろ絶望に寄り添っているような言葉なんです。「目を覚ましても 何も変わらない」とか「あの子みたいにはなれない」とか。そこで、希望の象徴の朝が来たのに絶望しているような少女の生々しい実感があって、リアルだなと思いました。そうした悲しい自己否定が含まれているけれど、全体を通して「その感情を知っているからね」っていうことを伝えてくれて、最後には「I don't care(気にしない)」とか、自分の中で炎が燃えていることやポジティブな言葉を丁寧に選ばれていて、そこがすごいなと。リアルな絶望を知っている、ちゃんみなさんが選ばれた言葉だなと感じました。『メダリスト』の背中を押す主題歌が、こんなに自分の気持ちをわかってくれる歌詞で嬉しかったです。
先生のお話を聞いて、泣きそうになっちゃいました。ちゃんみなさんが書いてくださった歌詞は、私たちも大好きです。
今、仰ってくださったことに、すごく共感しました。もう本当に「わかるわかる」って思いました。
HANAさんの曲って、自分自身を救うためにも、人に寄り添うためにも、まず「自分自身のことを好きでいないといけないよ」っていうことが、いつもしっかりと描かれているじゃないですか。それは幸福に生きていくために重要なことだし、皆さんの哲学として、一貫して言ってくださっているところがいいなと思います。
「Cold Night」が流れるアニメのオープニング映像を、最初にご覧になった時はいかがでしたか?
本当に嬉しかったです。
ホントに涙が出そうになるくらい感動しました。
最初、YURIの声が聴こえた瞬間に「あ、HANAが来た」って。みんなの声が聴こえてきて、HANAが歌っているのを実感しました。
アニメの世界から自分のヴォーカルが聴こえてきて、同時にキャラクターが踊ってくれているって、本当にすごいなと思いました。
やっと実感が湧いた感じです。最初はHANAの曲が流れるアニメのオープニングってどんな感じだろう……と思っていたんですけど、想像よりもずっと感動的な仕上がりになっていて、すごく嬉しかったです。
ありがとうございます。今回のオープニングもアニメスタッフの皆さんの熱量の力で素敵なものになっていて感激しました。私は監修として絵コンテを拝見させていただいて、恐れ多い事ですが監督のご厚意で少しだけ制作に口出しをさせていただきました。漫画の読者の皆様と一期のアニメの視聴者の皆様、HANAの皆様に気に入ってもらえるようにするのはもちろん、「メダリスト」の物語をまだ知らないHANAファンの「HONEYs」の皆様にも気に入ってもらえるものにしたい…!という気持ちで監修にのぞみました。アニメスタッフの皆様も同じ気持ちだったと思います。そんな思いを込めて制作してくださったからこそ「HONEYs」の皆さんに喜んでいただけるものになったと思います!
オープニングの後半で、いのりたちが7人で踊っているシーンは、HANAの皆さんをイメージしているようにも感じました。
そうなんです!私たちと同じ7人でした。
最後には「ROSE」(※HANAのデビュー曲)も咲いていたし。
咲いてた! あと、冒頭のほうではそれぞれの場面が「Cold Night」のリリックに当てて描かれていましたよね。いのりちゃんが転んだり、その上を光ちゃんが飛んだりして。あれは個人的に泣けました。
しかも司先生の過去がさり気なく描かれていて、そこもすごくよかったです!
今回のオープニングで、つるま先生からアイディアを出されたところはありますか?
第2期で描かれるストーリーには司と夜鷹が会話するシーンがあるので、二人のカットはどうしても入れてほしいとリクエストしました。そこで私もちょっと意気込んじゃって、簡単な動画を作って、こういう風にするのはどうですかと。山本監督はめちゃくちゃ寛容な方なので、いろいろと採用していただけた事がとても嬉しかったです!
『メダリスト』のオープニングをきっかけにHANAの皆さんを知る方もいるかもしれません。そういった方たちに、HANAとしてどんなことをアピールしていきたいですか?
前から伝えてきた私たちの“人間味”とか、HANAが持つメッセージ性とかの部分です。
表に立つ人っていうのは、すごく完璧でなければならないイメージがあると思うんです。でも、自分たちは何回も転んだし、本当に「Cold Night」の歌詞の通り、それでも諦めずに何回も立ち上がってきた。それを体現できているかなと自負しているので、そういうグループだよっていう風に見てもらえたらなと思います。
これまで努力をしてきて、頑張ってHANAとして咲いた私たちは、この『メダリスト』という作品とすごく重なっているんじゃないかなと。努力する美しさみたいなものが描かれている作品だからこそ、その主題歌をきっかけに知ってもらえるというのは、すごくありがたいことだなと思います。
今のお話を伺って、それぞれのストーリーを持っているHANAの皆さんが、ここまで歩んできた人生の力をお借りすることになるんだと改めて思いました。それは私にとっても本当に光栄なことだし、漫画側も頑張らないといけないなと感じました。
ところで、今回のアニメ第2期では中部ブロック大会が描かれますが、大きなステージに挑むいのりたちの姿は、オーディションで競い合ってきたHANAの皆さんと重なる部分もあるのではないでしょうか?
そうかもしれません。 フィギュアスケートの事を知る前まで私にとってノービス(※シニア、ジュニアより年少のクラス)の地方ブロック大会は、馴染みのない世界だったのですがそこには自分の才能と対峙している子どもたちがいることを取材を通して知りました。「表彰台に乗れない私たちは才能がないのか」という絶望から逃れるために、ものすごい努力をしていることも知りました。そもそも出場資格の6級を取るには難関のダブルアクセルを降りないといけないのでみんなすでにフィギュアスケート選手の大きな壁を乗り越えた立派なアスリートであるはずなのに、そんな立派すぎる子どもたちが自分は特別ではないと思っているとしたら、悲しいよなと思って……。 だから、目指すものを極めて舞台に立った子たちって、みんなが主人公だよと沢山の人に思ってほしくて、キャラクターデザインも全員こだわって主人公に見えるように意識しました。最終的に表彰台には立てなかった子たちも「この子、私に似ている」とか「この子、可愛くて好きだな」って感じてもらえるように、誰かの大切な子になれるように……っていう風に思って描きました。
(拍手)
だから、自分と似ている過去や性格を持っている子にはめっちゃ共感して「頑張れ!」って気持ちになるんです。あと、自分から見ると年下の子たちが頑張っているから、妹とか弟とかを見ているような感覚になるくらい感情移入できるのがすごいなと。本当に先生が一人一人のキャラクターをすごく大切にしていらっしゃることが伝わってきます。
ありがとうございます。キャラクター達が抱いている感情をリアルに感じてもらえるにはどうすればいいか、というのは私がいつも大事にしている作業です。
そうしたキャラクターの個性作りにも、つるま先生のこだわりがあるわけですね。
焦ってしまうと、つい私自身の手持ちの気持ちとかクセみたいなもので描いてしまいそうになります。物語をこういう風に進めたいという気持ちが強すぎてキャラクターが都合のいい性格になってしまうんです。それは私にとっては理想的ではなく、編集さん達のご指摘に助けてもらいながら、そうならないように気をつけています。たとえ物語的にはこう動いて欲しいと思っても、簡単には動かす事ができないキャラクターになるように描いていきたい。特にアニメ化されて、声優さんたちが声を与えてくださるようになってからは、より一層、私の手の中に収める事ができない一人の自立した存在として大切に扱いたいという意識が強くなりました。
今回は、つるま先生とHANAの皆さんとの座談会となりましたが、お話されてみて感じたことを最後にお聞かせください。
漫画家の方とお話するのが初めての経験だったので、本当に嬉しかったです。物語や人物を描いていく上で、リアルな人間に対してもいろいろな見方を持っていらっしゃるんだろうなと感じました。今回お話していて、HANAに対しても初めての視点からのご意見とかをいただいたので、自分にとっては新しい経験になりました。私ももっといろんな視点から物事を見られるようになりたいなって、すごく思いました。ありがとうございます。
大変恐縮です。 YURIさんはすでに私には想像もつかない世界をいくつも見つめてこられたと思いますし、これからも、何千何百万もの人たちと触れ合いながら、更に多くの視点に出会うと思います。 私自身もHANAさんに出会えて新しい視点を見つけることができました。 今日はお話できてとても嬉しかったです。貴重なご機会をありがとうございました!
本当にみんなこのアニメが大好きなので、こうやって貴重なお話を聞けることがすごく嬉しかったです。『メダリスト』には自分の人生を重ねて共感したり、涙ぐんだりするシーンがたくさんあって、私にとっても大好きな作品になりました。キャラクターの一人一人が「自分はこうでありたい」っていう情熱を持っていて、そこが本当に素敵なので、私も見倣わないといけないなと思います。あと、先生がHANAのことを細かく見ていただいていて、作品と私たちの人生を照らし合わせて、ご自分が思うことを情熱的に話してくださって、そのことも嬉しかったです。たくさん感動しました。
MAHINAさんに「メダリスト」を好きになってもらえてとても嬉しいです! 私もHANAの皆さんに出会って今まで感じたことのない気持ちを知りました。皆さんの持つ美しさや私達の心を動かすその魅力について考えるようになりました。皆さんの輝きを追いながら、物語やキャラクターの生き方について考えていこうと思います。
今日は先生の人間としての根本からくる優しさを感じました。『メダリスト』がキャラクターたちを気持ちよく応援でき、成長を見届けたいと思わせる作品になっているのは、先生の人間性から来るものがあるからなんだと今日すごく伝わりました。そこも私たちの『No No Girls』の趣旨と似ていて、誰も見捨てないとか、それぞれの個性をちゃんと活かすとか、そういうところがマッチしているなと。だから、こうして『メダリスト』の主題歌を歌わせていただけることを本当にありがたく思います。
ありがとうございます。こちらこそ、MOMOKAさんの持っている特別なビジョンのお話をお伺いできてとても勉強になりました!MOMOKAさんのようなポジティブ思考は何かを期待したくなるような魅力を作るんだと思いました。今回、『No No Girls』で活躍を拝見してきたHANAの皆さんに主題歌を歌っていただけたことを本当に嬉しく思っています。
本当にいくらお話しても時間が足りないなと思いました。先生が私たちに言ってくださった言葉から特大の愛を受けて、戸惑ってしまうくらいに嬉しく思っています。いのりちゃんは正直者で、そういうところも自分と重なる部分があります。今日お話を聞いて、私が心の中で思っていたようなことを、先生が言葉にしてくださったのが本当に嬉しかったです。先生のような優しさが世界を救うんだと実感できたし、私も自分が信じている道を正直に進んだほうがいいなと、あらためて思えました。ありがとうございます。
私は『No No Girls』を通して、ずっと強烈な才能の光を放っていたNAOKOさんのことがとても気になっていて、一体どんな方なんだろうと思っていたので、お会いするのを楽しみにしていました。今日はまさにNAOKOさんの「イメージする力」の強さを感じて、日本中を惹きつける才能というものを学ばせていただきました。ありがとうございました!
こんなに素敵な作品を描かれている漫画家さんの言葉って、やっぱり持っている世界が違うんだなと本当に学びになりました。私はスポーツ系の漫画やアニメが一番好きなので、その中でも特に素敵な『メダリスト』という作品で主題歌を歌えることが本当に光栄ですし、今でもまだ信じられなくて、やっとデビューしたことを実感できたかもしれません(笑)。あと、今までアニメと漫画で日本語を勉強してきたんですけど、『メダリスト』は私が初めて字幕無しで観た日本のアニメです。だから、なおさら光栄に思いました。本当に感謝しかありません。
とても嬉しいです。ありがとうございます!『メダリスト』はフィギュアスケートというスポーツの魅力をお借りしたからここまでこれた作品なので、これからもスポーツ漫画としての誇りというものを意識しながら描いて行きたいと改めて思う事ができました。これからもJISOOさんが好きなスポーツ漫画でいられるように頑張ります!
『メダリスト』は作品にもキャラクターにも自分にとって共感できる部分が多くて、今日の先生が作品についてお話されたことも、自分に対して言ってくれているように聞こえてきて、すごく感動しました。漫画家として、クリエイティブなところで誇りに思っていることとか大事な部分を聞けたのも、本当に勉強になりました。自分の2025年の目標に「レベルアップ」っていうワードがあったんですけど、先生のおかげで2026年はさらにレベルアップできそうです。ありがとうございました。
そんな風に思ってくださって、とても光栄です。私自身、今日のKOHARUさんの姿から「輝いている女の子ってこうだよな」っていうのをめちゃくちゃ学ばせていただきました。これからも周りの心も照らすことができる明るさを、KOHARUさんから学んでいきたいと思いました。お会いできてとても嬉しかったです。ありがとうございました!
私たちHANAが伝えたい“人間味”っていうものには、努力とか負けたくない気持ちだけじゃなく、暗い部分とか人にはあまり見せたくないような弱い部分もあって、私たちはそれも“人間味”として伝えていきたいと思っています。今日は『メダリスト』を描かれているつるま先生だからこそ、そうした弱さを受け取ってもらえたり、そこに伴う言葉を言っていただいたりして、あらためて自分たちもこのまま突き進んでいこうと思えました。先生に言っていただいた言葉に、すごく背中を押された気持ちです。本当にありがとうございました。
私はCHIKAさんが漫画を好きな方だと知ってから、『メダリスト』のことも気に入ってもらえたらいいなと思っていました。CHIKAさんの『No No Girls』でみた優しいお人柄に何度も心を打たれたし、最終オーディションのパフォーマンスでは、CHIKAさんが歌う「美人」を何度も繰り返し観て涙を流していたので、今日はお話できてすごく嬉しかったです。ありがとうございました!






